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A ： 女 B ： 男 C ： 女 （性別はイメージだけで振っているので不問です） 「鍋汁」 皆鍋くってる雰囲気で。 A あ、うんめぇなこれ。この白滝歯ごたえいいね B なんか足りなくね、これ C 緑色全くないんだけどこれ A 小林からきのこ送られてきたからさ、鍋しようと思ってたんだけど C だからって緑なさすぎでしょ A これはあるよ、人参、あかいよ。ちょっと切ってくる C 今切るんだ B 何でそれを今入れようと思ったの？何で最初からいれなかったの A あは忘れてた。人参苦手だからさ、人参なんて彩りだろ？あんな苦いの食べれないよ。馬しか食べないよ B え？それ今切ろうとしてるよね A いや二人が食べると思って C まぁ食べるけどさ、人参好きだし A いや別に食べないことはないよ？私だって大人だからさ B でも苦手なんでしょ？じゃあ食べなくていいよ。俺とこいつで食べるから A なんだよ、じゃあ切らないよ C なんでそうなるんだよ A だって私だけ仲間はずれみたいじゃん B お前が言い出したんだろ A いいよもう、私全部肉食べるから C なんでそうなった A だってこの鍋、肉と白滝ときのこしか入ってないじゃん B 十分でしょ、これで C いや十分じゃないでしょ、これ。野菜大事だよ B だって小林がきのこも野菜だって言ってたよ A ほんとかよ C 菌類だよ、菌類。野菜じゃないよ B 似たようなもんじゃん、いいじゃんいいじゃん A そうか似たようなもんか。確かに似てるよな、ちょっと苦いところとか C 似てるか～？ B 似てる似てる A そういえばさ。小林がさ、そのうちそっちにいくよって言ってたよ C あ～そろそろきのこの収穫終わるのかね B きのこの収穫って秋冬じゃね？ C あ、それ野生の話。最近は養殖だから年中とれるんだって A じゃーこれも養殖かよ。作られたものか、整形と一緒か C なんでそうなる A だまされた気持ちになるんだよなー。おいしいくせに憎い奴め C でもそうしないと、きのこ市場に年中出回らなくなるよ。 今一袋100円くらいで売られてるでしょ？全部がマツタケくらいの価格になっちゃうよ B うお、それいいね A よくないだろ B え、だってさー、毎日マツタケ食べれるんだろ？ A お前財布にいくらあるんだよ B え、584円 A 584円でマツタケは買えねーだろ。きのこ自体食べれなくなるんだよ。私らの経済力じゃ、きのこ買えなくなるんだよ B 食べられなくなるのは嫌だな。養殖でよかったー C 小林に感謝だな A 違うよ。小林は切って育てて摘んでるだけだ。養殖を生み出した人に感謝だろ C そうだな。小林は小林だもんな B いやいや、摘む以外にも仕事あるよ！ベルトコンベアにきのこが入った容器をのせてだな、ラップにくるんでいくんだよ C 牛乳瓶に木材つめて、菌植えるって聞いたよ A 牛乳瓶で育つんだー。なんか健気だなきのこって C 全くカロリーないんだぜあれ。存在価値ないんじゃないの B そんなこというなよ。小林に価値がないみたいじゃないか A 小林にきのことりんごくれる以外に何かあるっけ？ C ないね B 言い過ぎ A そうだな、言いすぎだったな小林。あやまるよ。ここにはいないけど C お前はいい奴だよ。ちっちゃくて、黒くって。またきのこ送ってください A 合掌 C 黙祷 B だめ！小林まだ召されてないから！ A あ、ごめん。なんかノリでやっちゃった B 不謹慎すぎるよ！お前なんか小林に恨みでもあるのかよ C 特にないけど、ぽいかなって A ぽいよね、小林だし B おっとおっと鍋早く食べないと。肉かたまっちゃうよ A え？肉ないよ？ B え！いつのまに。え！！（二度見） C ごちそーさまー B え？食ってたの？ A ほら、きのこいっぱいあるよ。まだまだいっぱいあるよ、げふう C 食った食ったーげふう。あ、白滝もあるよ B 何だよもう。これ何鍋だよ。きのこ汁だよ A そうだ！味噌を入れれば、味噌汁になるんじゃね C それだ！ B めでてえやつらだな |
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